9月に解体が発表された西宮球場。9月中は外構などの準備のみでしたが、10月に入って実質的作業に入ったと聞き、今朝見に行ってきました。

まず右中間より見た概観です。2階席のベンチはまだ残っています。
ライトの球場外側の装飾などは全て取り除かれています。

# よく見れば外野の照明塔も撤去が進んでいますね(20:24)

センターからホーム方向を望んだ写真。ホームプレートの周囲の様子は分かりますが、人工芝の上にクレーン車などが入っているために、荒れ放題な状況。

スタンドの椅子、机などは全て撤去されており、机の残骸(木片)などが散乱しています。

1塁側ベンチ周辺を望む。

この辺りはもう「戦後」という感じがしますね。装飾がはぎ取られたため、元々の色が露出しています。ベンチ前の芝などはなんとも言えない位、汚れています。

3塁側を望む。

もちろんフェンスは撤去済み。この辺りは人工芝も完全にはぎ取られています。
遺跡であるコロシアムを見るような、そんな気持ちになります。

3塁側アルプススタンドを望む。

1階内野ではここに相当する部分のみがベンチシートの撤去がされていません。ラバーが取り除かれたため、昭和40年代の人工芝改装前の塗装のフェンスがよみがえっています。昔の西宮球場の「赤」はこの出入り口の「赤」ではなく、「朱色」で、緑はこのような「晩年の南海」のような深緑色だったことを思い出しました。

また、レフトスタンドの上部にあった「テント」状の屋根は全て撤去されておりました。

時代の終わりをきちんと認識するために、今後もある程度、定期的に状況をお伝えしていきたいと思います。

投稿者 wolfy

「解体進む西宮球場 (10/23)」に5件のコメントがあります
  1. 山は富士、酒は白雪。
    ココの本業がベルギービール輸入業者になっているような気がする。(^_^;

  2. さよなら、「阪急」西宮球場取り壊し開始に思うこと

     昨日の報道で西宮球場(阪急西宮スタジアム)の取り壊し工事が始まったことを知りました。
     すでに閉鎖と取り壊しが決まっていたので、いつか必ずこの時が来るのは分かっていました。
     ただ、今まで西宮北口駅を通り過ぎるたびにその雄姿を見て、「ひょっとしたらこのまま…」という儚い希望をどうしても捨てられなかったので、やはりショックを受けたのは事実です。
     それで居ても立ってももいられず、仕事前に西宮球場に寄り道して、写真に収めてきました。
     ただ、複数の画像を貼る方法が分かりません…どなたか詳しい方、お教え…

  3. 人工芝になる前は、両翼のポールに「白雪」ってついてましたな>看板
    人工芝後はリリーフカーでしたね…。

    確かに白雪酒造の清酒って見かけません…酒造通りのにぎわいとは逆方向。

  4. 今週の西宮球場

    新聞を見ていたら、{/baseball/}西宮球場の照明塔撤去されるニュースが載っていた。
    思わす、えっと思ってしまった。
    9月初めのころ、球場を見に行ってたのですが、
    何にも変わってなかったので、すっかり油断してました。
    あわてて、先日の日曜に行ってきました。
    まわりに↑のように、覆いがされていて、どうなってるのかわからないです。
    ここまで、工事が進んでいたとは、正直、驚きました。
    球場のそばまで近づいてみると、中の様子が全然見えないです(>_
    とりあえず、ぐるっとまわってみる事にしました。

  5. 西宮球場 11/6現況。

    さて、2週間ぶりに西宮球場の現況を納めてまいりました。
    大分と風情が変わって、内野の照明灯も撤去されていました。
    今回もすべての写真が、クリックで400x300に拡大します。
    まずは全景。
    TB – own 解体進む西宮球場 (10/23)

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