昨日の古田さんと小泉社長との会談について、メディアによって見解が割れています。今回はニッカンのみが、11月30日までの解決を記載。スポニチは一端Bの保有化になった後濃厚、デイリーも同様。報知は、「30日までの解決は難しい」と記載。
実際問題としては、岩隈選手自身、分配ドラフト以前に意思を明確にしていなかったのか、メディアを通して伝わってこなかったことが問題だとも思うのですが、礒部さんのケースとは違い、トレードなども念頭におく事が適切なような気がします。しかしながら、トレードを前提とした獲得は、相手に値切られることも当然あることで、そういう意味では、安易な報道が続いていることはどうか、と思う小生です。
メディアによっては小泉社長の説得は「時間を念頭に置いていない」とのコメントもあったようですが、いずれにせよ、年内決着を念頭でいいんじゃないでしょうか。まあ、三木谷さんのメディアを通した意図的な「タンパリング発言」にはペナルティが必要かも知れませんが。
# 追記
なお、個人的な見解ですが、私は岩隈を投手してみたときに、2段モーションを続けている限りは評価しません。大体公認野球規則8・01(a)違反です。プロで看過している理由の一つに「飛ぶボール」に対処できないという問題もあるのでしょうが、さっさと低~中反発球に変え、同時に2段モーションも禁止すべきです。
Link – 日本リトルリーグ (日本リトル野球協会リトルリーグ委員会)
Q:投球モーションの途中で足を止めてもいいの?
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公認野球規則
・8.01(a)ワインドアップポジション
投手は、打者に面して立ち、その軸足は(投手板の側方にはみ出さないように)全部投手板の上に置くか、投手板の前縁に触れて置き、他の足は、投手板の上に置くか、投手板の後縁およびその延長線より後方に置く。
この姿勢から、投手は、
①打者への投球に関する動作を起こしたならば、途中で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。②実際に投球するときを除いて、どちらの足も地面から上げてはならない。ただし、実際に投球するときは、自由な足(軸足でない足)を一歩後方に引き、されに一歩前方に踏み出すこともできる。
(b) セットポジション
投手は、打者に面して立ち、その軸足は(投手板の側方にはみ出さないように)全部投手板の上に置くか、投手板の前縁にピッタリと離れないようにつけて置き、他の足を投手板の前縁およびその延長線より前方に置いて、ボールを両手で身体の前方に保持し、完全に動作を静止する。
この姿勢から、投手は、
① 打者に投球しても、塁に送球しても、軸足を投手板の後方(後方に限る)にはずしてもよい。
② 打者への投球に関連する動作を起こしたならぱ、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなけれぱならない。
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「岩隈問題、割れる見解。」に9件のコメントがあります
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こんにちは。
>岩隈問題
スト回避時の申し合わせを守ること(プロテクトされない権利)。
ただし球団が持つ選手保有権は、尊重すること(大原則)。
ということで、同時に解決できるのは、「国内ポスティング」くらいでしょうか。
>岩隈の2段モーション
気になりますね。国際ルールでは通用しないのでは。
アテネ前のキューバ戦で、三浦はボークになっていたような。
>低反発球
使用賛成です。ナゴヤDで使われているヤツですね。
そうでないと野球が「雑」になります。
また、少なくともメジャーのように統一球にすることでないと「公平」が保てないのでは。
入札で決めればよいわけですから、不可能とは思えません。
>ハムぞーさん どうもどうも。
>岩隈問題。
いや、「プロテクトされない権利」なんてどこにもないです。というより。選手会が「尊重」と言う言葉で折れたのは、国語の勉強をされておられないとしか私には思えません。「重んじる」事は「従う」ことではないですよね。まあ、松原徹さんは、いい加減引っ込んでもらいたいです。あの人は問題を複雑にしているだけです。古田さんにとっても、実際には良くないような気もしていたり。個人的には、楽天にはいけたとしても「三角トレード」以外であれば、フェアではないと思います。三木谷さんの軽率発言や、血縁による縛りなんて、「ドラフトの悪習」を実は楽天が後追いしていることも、考える必要ありと思いますので。直接は行かせちゃいけません。それ以上に、もっと速く表明しろと…
>玉とボーク
ほんとに2000年シーズンから変な玉の飛び、目立ちますからね。今年は6月くらいから調整したようですが.…。これもMLBの悪い部分(スト問題をホームラン競争で隠し、あまりにも酷いと結果、ボール工場の査察をリーグが行ってからホームランが減少)だけ引っ張ってるのは確かでしょうね。
>岩隈
たしかに「プロテクト外し」については「尊重」という表現であり、「契約書にしてへんから、負けや」と言われればそれまでです。
しかしそれを言うと、江川問題空白の一日も「規約を文字通り読めば、ルール上OK」になりますしね。
その精神をどうやって表現するかの問題でしょうか。
かと言ってオリ近側も「契約書(合意文書)に書いてへん。アカンアカン」とも世間によお言えないんでしょう。合併と言う、世間の声と正反対の行動を起こしてしまった以上、また岩隈をプロテクトした以上は、この発言をして(世間に何と言われようとも)突っ走るべきでしょう。
勿論、顧客であるファンがどういう反応をするかというのは、別の話です。
ともかく全員円満な解決方法は、なさそうなことは間違いないようです。
>ボール
日米野球で日本の選手が外野フライに首をかしげていたのが、印象的でした。
規約の不備を悪用するのか、規定通り運用するのかはかなり異なると思うのですが。
それが「2段モーション」の問題とも相似するように思いますし、
かくもマスで見た場合のメディアや「ファン」が勝手であるか、ということも
そこに見ることが出来るように思うのですが。
松原徹さんはちょっとこの問題に関しては適任ではありませんね。
岩隈の投球動作については
なにをどう考えても、ボークです。
つづけてごめんなさい。
「まぁいいじゃない」
ですませていることが実に多いですね、プロ野球は。
で、問題が起こるたびに都度対応。
二段モーション、プロテクト拒否、飛ぶボール、etc。
組織として、健全とはとてもいえませんよね。
はぁ。
>やぎさん
ほんとにねぇ。ちょっと前までは会社とかもそれでよかったじゃないですか。
その反動ですよね。でもアメリカの会社なんてもっとずっといいかげんだけど、
フェイルセーフ機構がどっかにあるんですよね。
日本はコストカットの名の元に、ゆとりを全部剥ぎ取るかのような動き。
野球にようやくその「切れっ端」がきたのか、というのは確かでしょうねぇ。
ストイックにいくのか、どこに鷹揚さを残すのか。分水嶺ですねぇ。
2段モーションは今年も…。
もはや旧い話題ですけど、Tの公式掲示板でも話題になった、13日の「プロ・アマ合同規則委員会」でのアマ側からの「2段モーション」の是正の要望の件です。(