今年のシーズン中、妻が私に面白いことを言いました。うちのちび(大)の幼稚園では、当然のようにTファンが多く、特にBWファンってのはおりません。ましてや彼(女)らが生まれたときには、このチームは下り坂でしたので、そのチームが優勝したなんてことや知る由もなく、その時の野球のことしか知らない訳です。
もちろんここ2年のT戦なんてのは、当日ふらりと行く状況でもなく、球場に行ける子というのは自慢するわけです。いやあ、野球という縛りなら、年20試合以上観戦しているうちのちび(大)、そんな子供は幼稚園の中には居ないわけです。そんな子達が、いざ野球をするとなると、球場ではろくすっぱ野球を見ず、イベントや友達と遊んでいるような子でも、面白い行動をするのです。たとえば…
うちのちび(大)が塁に出ると、漏れなくリード・エンドラン(ましてや盗塁)を試みるというのです(^^;
ところが、この行動が、あまり試合を見に行く機会のない子供達には、不可思議な行動なのです。「なんで**ちゃん走るのよ!」ってなもの。そうなると、球場に足を運んでいる「極少数派」のうちのちび(大)は劣勢に立たざるを得ないのです。
子供で見ても端的にそういう事象が出てくるのですから、大人の問題についても同じようなことが言えるのかも知れません。それに最近のTVは変な感動ばかり追いかけて、野球のスポーツ自体を軽視した中継 をしていますし、良く考えれば、ランナー・野手の動きなどは、ろくすっぱ解説でも伝えていないことも珍しくありません。もちろん、TVだけでは、フィールドで何が起こっているのか理解できないのに、TVだけで代用して、野球全体を分かったふりをしている人が多いのもそうでしょう。
近くに無い人は申し訳ないですが、球場に行く・行かないの違いというのは、かくも大きいものだなぁと言う事を思い知ります。
「球場に行く、行かないの違い。」に4件のコメントがあります
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テレビを通しての感動は、テレビの奥行と比例しているのかもしれません。(^^;
より薄く、より軽く… うまい!
少なくとも近い体験をしたことないと、わからないでしょうね。
ワールドシリーズが日本シリーズと違って、現地でどれだけ盛り上がって、とか。逆に日本人の「野球道」という野球感と「ゲーム」というMLBの感覚との違いなんて、それが多くの日本人にすぐにはマッチしないであろうことも。
野球をTVでしか見ない知人は、
「ライト(右翼手)ってチームの中で一番下手な人がやるんでしょ?
ボールも飛んでこないし、暇そう。」
さらに別の知人、
「野球って運動量少ないよね。攻撃の時は1人ずつだし。
守備の時はボールが自分の所に来た時だけだし」
…ライトは内野ゴロの度に走らなきゃならないんですよ。
…他のポジションも中継やバックアップにどれだけの距離を走ることか。
と言ったのですが、TV中継だとこれがなかなか伝わらないんですよね。
スタジアムで見ると、ボールが動くと同時にほとんどの選手が
バーッと連動して動くのがよくわかるのですが。
また、ボールが動いていない所での選手の動きとかも。
1回、2塁塁審に小型カメラ付けてやってくれないかな。
ベースの下とかはありますけど、臨場感が全然違いそうですよね。
>rossoneroさん
そういえば最近小学生が「バックアップ」って言えば、PCの「バックアップ」なんでしょうか…。
確かにインターネットで調べることはできますけど、昔小生の時代は、小学館の子供向き図鑑で、
野球のフォーメーションなんて解説していて、それをみんなよく読んでいたもんですけど、
今はそんなことないんでしょうね。だから知らないと。
自然と小学校3年くらいになると、カバーに入っていたもんなんですけどね…。確かに。