今季からJBLがNBLと組織と名前を変えてスタートし、bjリーグからどこだかのチームが離脱するとかしないとか、まあいろいろ話がありましたが、大事なことってそういうことかな?と考えた時に、実はそうではないのかな、と思うことがあって。
実際先の問題でも表に出ている以外にも当然のようにいろいろな動きがあって、自分が書いていないことももちろん多くあるわけですが、特に関西の状況を見たときに、一つ、思うことがあって。
それは、皆さん、過去の「大阪エヴェッサ」から、そろそろ脱却しませんか?と。
こういうのにはいろいろ訳が(もちろん)あるわけですが、紐解いていくと、チーム関係者も、選手も、ファンも、あの枠組はもう過去の、それも夢だったのだ、ということをそろそろきっちりと認識して、その上で、それを対照にするのではなく、新しい枠組みでいろいろ考えていくべきではないのかな、ということです。
まあ、熱心に応援してきたチームについて、こういうのは驚かれるかも知れませんが。
まず「環境」という点において
例えば、親会社が広告価値が良く判らない競技チームの損失補填を続けていて、それは競技自体の価値に対して、利益になりますか? いや、インフレ要素にはなりますけど、市場価値と離れたところにチームや選手を置き去りにすることにあります。現状の企業スポーツの問題がそこに覆い被さってきます。(この国でプロスポーツが成立するかどうかという議論もありますが、そこは割愛します)
またファンは、選手獲得によって強いチームを求めますが、そのような底上げではない強いチームは、短期的な興行には良いでしょうけれど、そんな強いチームが競技力を向上させますか? 多数あれば競争力になりますが、選手が現状不足している状況では競技の質や競争のレベルを落とす可能性が強く、この場合、競技団体全体に於いては良いことではありません。むしろ、このような選手獲得に依存した強化により競争を計るのであれば、そのレベルのチーム数を絞るべきであると思います。
しかしながら、この国のチーム数が逆に拡張傾向であり、水で薄め過ぎたカルピスの状況です。昇降格制も、Jリーグのように会場の優先使用権がほとんどありませんし、保護地域での開催を求められ、しかも会場確保に1年以上前から動く必要がある状況ですので、そのような急激な日程変更は難しいものがあります。
そのような環境の下で、過去の大阪エヴェッサというチームが、毎年ほぼほぼ2億円を初度の5年間の親企業負担によち成り立っていたことを認識する必要があります。そこを落とすために、外国籍選手の引き抜きなどを行うケースがあり、結果的に外国籍選手がFA状態になっていることから、契約面でのバランスを欠いた状況を作っている気がします。
また「演出」という面において
大半のbjのチームは昔の大阪の演出が基盤になっている気がします。大音量・PA依存の。悪くはないのですが、日本人的なというか野球的というか、リズムにあわせてオフェンス時も音を出すという不思議な環境も定義してしまいました。結果としてアメリカ的視点から見ても、応援になっているのか疑問というところがあります。そこを強く定義してしまった印象があります。
長くなりそうですので、一旦ここまで。続きはまた。
[…] (1)より続き […]