アジア系旅行客を見て、マナーがという方に。日本とアメリカの空の上で。

By | 2017/03/01

最近、中国人旅行者の方もだいぶんと旅慣れてきて、マナーの良い方や、日本人と一見区別のつきにくい方も増えてきました。

旅慣れてきたので、主な観光地ではないところで見かけたり、空港からのルートも変わったり。

しかし空港急行などでの座り方など、あちらとこちらのルールの違いを知らないのだとは思いますが、それを差別的に扱う人も残念ながら多く拝見します。でも、実はその座席マナー、日本人の特にビジネス慣れしているお客さんが、空港バスでやってることとなんら変わらないのですけどね。
混んでいるのに座席に荷物置きっぱなしにしたり、通路側に座って、言葉をかけられないだろうとプレッシャーをかけたり。
だからあえてそういう場所を選んで座ったりすることもあります。
100kgオーバーですので、面白いことになります(笑

例えば、空の上で、アメリカ系の航空会社に乗っていると、こういうことは当たり前のことでした。
・荷物を頭上の荷物入れに入れられない人、取れない人(背の小さい方、女性、高齢の方)がいれば、他の客が助ける
・降機の際は自分の列の1列前のお客さんが、降りようとするか、後にする意思を示すまで、その位置にとどまる。
アッパークラスの座席ほど、それに忠実でした。

しかしながら、2000年頃の日本はと言えば、
・特に大阪線では、飛行機がゲートに到着して止まるより前にベルトを外す音があちこちでし、あまつさえ立ち上がる人も2桁程度いることもあった
・我勝ちに最後列からベルト着用サインが消えるとともに前に走り出すような人がいる

など、なかなかにモラルレスなことがありました。

今でも「RIMOWAのスーツケースを持つ人ほど」、客室乗務員に荷物を上げさせたリ、ゆっくり入ってきて収納する場所を同じく探させたりする方も拝見します。
遠目には「クラスに見合ってないものを持っている」と向こうでなら見られることなのかな、と思うことすらあります。

でも、それは「知らないと仕方のないこと」とも言えます。

人がどうでも、教えてあげればいいことで。逆にそういう日本人の空港バスの座席取りのような物の方が、むしろ、言っても治らないたちの悪さがあるという問題もあって。
でも人のことは見えても、自分のことは見えなくなるものです。

そういう時にちょっとしたことが想像できるか、というのは大きな違いを産むものだと思います。

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