昨日オンライン決済で、東京-大阪の4回回数航空券を購入。チケットレス決済で52200円。今ならJALカードで買うと、購入マイルが通常より1.5倍で1566マイル。
それはさておき、クレジットカードで購入した航空券って紛失すると結構問題になるのです。というのも、重要な個人情報が入っているから。それは「個人名・性別・年齢」に加えて「クレジットカード番号・有効期限」が入ってしまうこと(会社によっては年齢は入りません)。
要するにそれだけの情報があれば、オンラインショッピングでの購入が可能になってしまうという非常に危険なものです。(最近のオンラインショップ=特にアメリカでは裏面の「3桁」のPVV2コードをさらに求めるものが増えていますが、こうしたことや、領収書から情報を拾う可能性がもあったりします。)
で、今回気付いたのは、このような表示に変更されているということです。今回購入分の(右の写真)表示は「FOP-JLXXXXXXXXXXXX7092/mm/yy」という記載になっており、"Form of payment(支払い方法)"が"JALカード+(16桁のクレジット番号)/カードの有効期限"を示しています。これがつい最近まで、全桁表示されていたのが、下4桁のみの表示になったということです。
アメリカなどでクレジットで購入すると、下4桁と有効期限、カード名義者のもが表示されたり、逆に上12桁のみ表示されたりするのと同じで、そういう「クレジット窃盗」を防ぐ目的があるからなのですが、ようやく対応の必要を国内でも感じるようになったのか、という印象を持ちました。
なお、このFOPの記載自体削除できればということについては、IATA(航空券の国際ルールと思って下さい)で定められている(払い戻しの処理がオンラインでなくとも出来るようにする)為に、記載自体を削除することはできないのではないかと思います。
ちなみに2年前、三井住友カードに聞いたことがあるのですが、導入を検討してはいるが、このような表示にPOS上で処理させるのが難しいとの回答をもらったのを思い出しますが、ようやく第1歩を踏み出した印象を持ちます。
(なお格安航空券の場合、クレジットで支払っても、代理店と航空会社の決済手段で記載されるため、当該する航空券に Cashと記載される場合もあります)
#また余談ですが、US、カナダ発行のクレジットカードの場合、クレジットカード番号から決済時点で入力した「住所、電話番号」とカードのそれとの「照合」が可能になっています。その点日本はこの種の「On-line Theft」に無関心過ぎるのも確かですが、住所照合は手順を厳格にしないと、問題が多いという問題もあります。
#22:14(大幅加筆)
#2003/12/16 11:50 追記
日本航空から回答を頂きました。
この「クレジットカード番号記載省略」については全てのクレジットカードで実施されおり、システム上に記載されているため、プライバシー保護の観点から削除しました、とのことです。
こういうことって
注意しないとほんとにわからないですよね。
勉強になりました。