trackback – ハルコさん:[1/5毎日新聞『りそな年収3割減』]
欧米型の給与体系だと、正社員の場合、当初給が日本より高く、その後能力給で上がらないか、初年度または試用期間のみ安いケースが多いように思います。
実はこれ、生産性に見合った利潤からの給与の分配だそうで、日本では通常新卒の場合、2年目以降は分配率を勘案した生産性以下の給与になり、その代償を50代以降に受け取る、という形だそう。
ところが今は50代以降は「再構築しないリストラ(→なんじゃこりゃ)」の対象で、要するに分配率をトータルで下げる方向に動いていて、かといって初任給はここ10年位変化はないわけですね。
給与システムを都合よく変えられているだけのに、シカトしているメディアってすごいな、と思いますよ、ほんとに。
都合のいいとこだけ資本主義で、企業さんは政府の規制・保護の対象で、社会主義ですかあ、よろしいことで>経団連の皆さん
「能力給は本当に「能力」給か?」に3件のコメントがあります
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労働分配率が上がると、景気は冷え込む?
trackback – own blog:[能力給は本当に「能力」給か?]
また調べていると興味深い調査があるのを見つけました。なんと、「労働分配率を下げる」と「景気が上向く」というのです。なんとも微妙なこの話、出所は日本銀行統計局というからまたなんとも。
75年以降では「労働分配率」と「景気循環」との相関係数は「-0.3…
結局誰も得をしていないということですよね。
少なくとも労働者は得をしていませんね。雇用者は生産性が下がっていたのを、労働コストを下げることで調整していると考えられます。しかし雇用者は生活コストを下げると、デフレになり経済減速要因になります。ここで階層の分化が始まるわけですね。
松下電器産業が、退職金・福利厚生などを無しで、全て給与で受け取る形式で社員を募集したことがありましたが、その場合、新卒で月給は約60万円であったことを思い出します。これが何を示しているか、ということでしょう。