父と日本の医療(2)

By | 2014/11/21

以前書いた、父の「その後」の話。

回復期病棟から、療養期病棟のある病院に移ったのですが、リハビリが月13単位になったことから、経口摂食も当初はほぼ認められず、あまり動かしてもらえないことから、腕の力や座ろうとする力が目に見えて衰えました。

ただそれでも、見学をした他の療養期病棟のある病院では、いわゆる「24時間拘束」で、腕をベッドに拘束されつづけ、狭い病棟の1室に10人という、どうかと思うような施設もありました。それに比べれば、6人部屋でしたし、ゆったりしていました。おむつも病院から購入ではないので、毎月の負担は目に見えて減りました。

とは言え、日に日に元気がなくなっていく状況が明確でした。

その病院の同室の方に教えて貰ったことがありました。「世帯分離するといいですよ」ということ。

実家は姉と両親が同世帯で、姉は収入があり、そのために医療費上限が一般扱いで80,100円/月でした。ところが実態は2世帯化しているため、世帯分離が同住所でも可能です。そのために世帯分離の手続きを行いました。

両親は自営であったことから、高額ではない年金収入のみであることから、自動的に24,600円/月までにダウンしました。そういうことも「取る側」は一切教えてくれない、というのも1つの事実です。

そんな中、いわゆる老健(介護老人保健)施設から入所の許可が出ました。弱っていた父の問題もあり、リハビリも当初3ヶ月は毎週4~6単位できるというので、転所することにしました。

これも上記の世帯分離を行っていたので、負担はそこまで極端ではありませんが、しないのと比較すれば月2万円程度異なることになりました。

ただ、胃瘻患者の受け入れが初ということで、なかなか経口の摂食の許可が出ません。また手紙を書くなと交渉を行って、ようやくおやつの経口摂食のみ許されるようになりました。

リハビリの回数も増え、身体の動かせる範囲も回復期の後半時並みに回復しますが、当然、わがままも出てきます。1時間くらいかけてわがままの内容を聞くと「外に言って酒買って飲みたい。」 そらあ、あかんわ、となだめますが、そういうやりとりを、看護師の方とたまに言った時に話をするようにして、できるだけソフトに収拾するように、また問題の聴取と理由の確認を行います。

その中で、おやつの摂食が早くても問題がないことが判り初め、先月の終わりからは、昼食をミキサーにかけた「1食分」を経口にて取らせてもらえるようになったということです。父も「うまい」と言いつつ、食べているとのことです。

ただ、通常老健については、3ヶ月後に在所延長が可能が会議にかけ、不可であれば転院先を探すことになっているようです。つまり、1月にはまた転所が必要になるかも知れないこと。あと、4ヶ月目からリハビリが2~3単位/週に半減する可能性があり、再度QOL(Quality of life: 生活の質)が低下することなるであろう問題は、依然として残っています。

とはいえ、一段落できてやれやれ、という状況ではあるという現状です。ただ、それもどれだけ続くかについては、そういう事情により微妙であり続けます。