今日は海外のスポーツ界でも、大きいニュースがありました。いわゆる世界4大統括団体の1つである、世界ボクシング評議会(WBC)が、14日に米連邦改正破産法7条(いわゆる「会社再生法」ではなく「破産手続」)の適用を申請することが発表されました。

WBCと言えば、日本ではWBA(世界ボクシング協会)とWBCの2つが、世界統括団体として日本ボクシングコミッション(JBC)の公認を受けていますが、それ以外にも、IBF(国際ボクシング連盟)と、少し格は落ちますがWBO(世界ボクシング機構)の4つがメジャータイトル(統括団体)として認知されています。

実際には規模はWBCが最も大きく、次いでWBAとIBFというような状況なわけで、それもWBCが精算手続きに入るということで、組織が存続しない手続きを取ることになったことになります。現状のWBCのタイトルホルダーはどうなるのか。また事実上これらの下部組織である日本に関連するOPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)にも関連する可能性があり、問題がこじれる可能性があります。

金銭的な問題は、ライトヘビー級世界王者のロッシジャーニ選手のタイトル剥奪に伴う裁判で、34億円の損害賠償が認められ、支払い差し止め請求にも失敗したことが原因のようですが、ボクシングビジネスが有料テレビによって高額になったことと、統括団体の承認料とのバランスが意外にも取れていなかったことを思い知ります。

どうなるんだWBCタイトル…。

今月28日には以下のダブルタイトル戦があるというのに…。

テレビ東京 <生中継>
▽WBC世界S・フライ級タイトルマッチ 徳山 昌守vs川嶋 勝重
▽WBC世界ミニマム級タイトルマッチ イーグル京和vs小熊坂 諭

投稿者 wolfy

“WBC(世界ボクシング評議会)、破産申請。” に1件のフィードバックがあります
  1. WBC破産の収拾は、新組織の立ち上げの見込。

    refer to own -[WBC 破産申請]
    6/28に日本で行われる、徳山選手とイーグル京和先生の2つのWBC世界戦が、現行のWBCでの最後の世界戦になるようです。でも、実際には多くの大手メディアは間違った報道を続けています。
    確かに7/4にキエフで、緊急総会を行うことになっていますが、JBC(日本ボクシングコミッシ…

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