インターネット上でも、ここを含めて、今回の2チームの合併話に花が咲いているわけですが、どうも合併派と売却派以上に気になる存在があります。それは「無関心派」です。

実際、Bu系のサイトでは売却一色、BWでは混交。パのチームという点では概ね売却、という色合いを示しているように見えます。しかし、その他は、「他人事」なのですよね。要するに「自分には降りかからない」と思っている。SやBSなんかは当事者になる可能性があるので、まだ危機感はあるようですが…。

でもまあ、売却派は、チームの経営面での運営には事実上無関心。ずっと赤字垂れ流せばええやん、某オーナー要らんこと言うな、みたいな乗り。合併派は、某オーナー主導はいややけど、経営面考えたらというけど、やっぱり出てくる某オーナーに辟易。でも誰もプロ野球像って、それほど語ってないような。

個人的にファームを地方にというのが正しいんだろうけど、日本人ってやっぱりスポーツというより「ブランド」が好きで、高校野球が一生懸命で、とか言うけど、大学野球ってどうなんよ、っていえば、東京六大学以外は観客はそれほど入らない訳で。本当に野球が好きって人がどれだけいるのかってのも事実な訳で。

連日満員で、土日だと見やすい場所を確保するのに試合開始4時間前から、ライトで座るには3時間前から並んでいた95~97年のグリーンスタジアム。でもね、本当に野球を見にきていたのかなと。それはスーパースターを見に来るのかも知れない。でも、神戸を支えていたとか言う人もいるんだけど、大阪はもちろん、東京のチケットぴあですら、その試合のチケット発売日に行列が出来た、ってのは、本当に神戸が支えてたのか?と言う問題と、その加熱感は、試合内容というよりは、イチローコールに象徴される特定の応援と、選手がスタンドを向いた時の満足感とでも言えばいいのか、そういう野球の本質とはかけ離れていったものに象徴的に現れていたような気がするんだけども。

94年まで好きな人が着実に増えてきていたんだけど、優勝しなくても、チームにことを理解していた本当の意味でのファンが増えていたんだけども、この騒ぎで、球場から押し出されちゃった人たちがいたわけで。

その人たちは今どういう思いなのかな、と。

逆に今年の阪神のチケットの売り方は、そのときのブルーウェーブを思い出させてくれて、2年後を憂いてしまうんだけども、ね。野球見ているのか、騒ぎにきているのか(両方ならいいんだけど)よく分からない人もいらっしゃるようので、懸念してしまいます。

それは、最近のイラク人質問題や、年金未納問題に見る、「1ストライク、アウト」な世相にも反映しちゃってるのかも知れません。

投稿者 wolfy