今日のパリーグ理事会で、合併案について発表がありました。内容は以下の通り。

・出資比率はオリックス8、近鉄2。
・プロテクト選手は28人。外国人選手は除外。
・保護地域は兵庫県と大阪府の並立。
・名称は近鉄はバファローズを希望しているが、シーズン終了後に決定。

で、某オーナーのリアクション。
・プロテクト枠は全部で28人かそれ以下。ドラフト選手や外国人は別とはいかない。

で、大阪・野田が本社のリアクション
・Wフランチャイズは認めない。この件は全オーナー合意でないと出来ない筈。

さて、ここから邪推。

・一部報道では、本拠地は「大阪と兵庫」と伝えているが、コミッショナーによると「兵庫県と大阪府」(発言ママ)であることから、神戸に重きが置かれるのではないか。
・名称は近鉄の希望を述べたが、後送りすることの意味は、近鉄に譲歩の余地を無くすための方法論ではないか。現実的に出資比率から言っても、近鉄の要求を呑むのは不合理。
・Wフランチャイズは「某オーナー」が1リーグ化の推進という意味で考えれば、合併を認めざるを得ないので、その場合は「野田」は否定できないだろう。所詮そのチームの立場はそれくらいでしかない。
・プロテクト枠は後の合併球団の為に多く取るべきだ、1リーグ制推進目的などと理由をつければ、譲歩は可能なのではないか。

と言う気がするのですが。少なくとも、パリーグは平均して、観客1人につき1,000円の親企業からの補助をもらって野球をみているのと同じ現状、って適切じゃないですよね。パリーグファンは、ある意味、借りを返さなければならないのは確かです。一方のセも、1リーグ制は全チームが(1チームを除いて)均等に放映されるチャンスでもある訳で、ファン開拓の手段でもあることを認めざるを得ません。そして1リーグ後ファンが、パの5チームに興味を持つ可能性があります。それでその1チームのファンで有り続ける…でしょうか?

必ずしも、1リーグにはデメリットばかりではないことも、考える必要があるのではないでしょうか。

投稿者 wolfy