私は合併反対運動自体を批判するつもりは毛頭ないのですが、実際には雰囲気だけで反対している人が多いことに腹を立ててるし、それで想いが伝わらないと嘆いている人が非常に理解できないのです。(営業で言われる「ラブレター理論」のようなものです=ここ参照)少なくとも、現実に(セのファンにとっては「一部チーム」という人もいらっしゃるでしょうが)球場に危機感は存在していたのに、ずっとそのまま何もせずとも見ることが出来ると思い込んでいた、その無知の責任というのは、感じて欲しいと思っています。
そんな中、やはり広島というチームはマイナーマーケットで、歴史的に苦難があったからでしょう。昨日の署名活動では危機感も手伝って、同じ署名でも工夫に満ちあふれていたようです。(ここでは署名自体の是非については無視します。)実に1時間20分に及び実施され、最大の2,834人の署名を集めました(ニッカン)
ポイントは他の球団選手会が行わなかった、単純なことです。
・全選手が参加した(27名)…と思われる。
・練習時間を1時間早めた。
・交代で署名に立った。
・実施した時間は最長の1時間20分。
逆に、他のチームはこんな工夫すら怠っていたのです。自軍の練習時間中の5分ずつを交代で割けば、十分これくらいは取れる筈の時間すら取らなかったのです。これは各球場での「ファン」が行っている署名活動も同じです。
声のかけ方が1人が叫んで、他の人が署名を取るなど分ければいいのに、思い思いに叫んでいる、人の流れを見ていない、大勢に向かってのアピールがない…。
署名だけでなく、他にできる行動についても創意工夫がない。
これは「黙っていてもいつまでも12球団、2リーグが存在する」と思い込んでいたその姿勢をそのまま投影するものです。そして、1ヶ月半を「浪費」した。その責任をどういう形で一気に払わされることになるのかを考えるべきなのです。
要するに危機感がないのです。そして何か起これば、誰かを批判して自分を意識の中で「特権階級」に仕立てて自己満足に陥る…一部の「阪急ファン」が神戸や大阪ドームなどでやっていることです。そしてそれらは何にもならないのです。
想いを具現化する方法を、何故語らない?と思うのですが。
いつまでも「靴箱」にラブレターを放り込むだけで、本当に「結婚できる」なんて思ってやいませんよね?
「広島の署名:具体的行動と危機感。」に2件のコメントがあります
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広島カープの苦難の歴史については、直接見てはいませんがよく父から聞かされていました。署名活動の是非については・・様々な問題があろうと思いますが、危機感をもって行動する、という選手たちとファンの活動には心打たれます。
私自身は、活動については中立です。ただ、現状でも議員連盟の設立など、「勝手に風が吹いてくれることを待つ」だけの人が多いのには、もはや「呆れかえって」います。
この程度だから、統廃合されたりしても仕様がないんだ、という意識でしょうか。
簡単なことにも工夫が出来ない、今の教育のたまものでしょうか。