8/6 23:35
UFJ、三井住友、みずほのダイエー支援を行っている3社は、3回目の同社支援に当たり、産業再生法の適用および、食料品販売以外の事業の切り離しを求めることになるようで、ホークスについても売却の提案を出すことについて合意しました。
一部報道では、売却の絞り込みおよびマリーンズとの合併両面で検討する、と述べているものもあります(毎日)。
ホークスはダイエーの福岡ドームの売却にあたり、福岡ドームの30年間の使用契約を結んでおり、売却の場合は福岡ドームを使用することになりますが、合併の場合は条項によって状況は難しくなりそうです。
ダイエーは球団の売却、新条件の提示については受諾を否定していますが、支援を受けられない場合は、国が最終的に負担する可能性が高く、受諾は詳細な条件の変更を行っても行わざるを得ない状況下にあると思われます。逆に、球団を売却する場合は、高く売れば国の負担が少なくなるため、その障害になる加盟料について、圧力をかける可能性も否定できません。(それで公取は口先介入したのかな?)
ただ、1リーグになれば、恐らくより高く売れるでしょう。加盟料に入るのであれば、そこにも政治的意図が入らないとも限りません。
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一方、バファローズのBWからの合併提案で、実際は買収提案を中断して、合併に走ったのではないかという、日刊ゲンダイ発の記事もあります。紙面上は「命名権を拒否された近鉄は、感触の良かった花王に球団売却交渉を始めていたが、
宮内氏に唆されて、合併方針に転換したとのこと。」との記載内容です。
夕刊紙ですので、更に割り引いて考える必要がありましょうが、これを既に「売れると決まっていたので合併した」ような記載になっている掲示板やBlog上のエントリーが多くなっているのは疑問です。実際には在阪企業への「巡礼」はこの時点で一巡していたようですし、それに比べると感触が良かっただけの話ではないかと類推しています。
憶測記事がさらに一般の憶測を呼び、混乱させにかかる様相もあるかなと。
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8/7 11:00 追記
ロッテのダイエーに対する、ホークスの90億円での買収提案は却下された模様です。(時事)