BW 2-5 M: そしてストへ。

今日は史上初のNPBのスト前日ということもあって、合併当該球団の球場に全テレビ系列のクルーがやってきました。

…普段からそうやって報道してくれてれば、こんな事にならなかったんだよ。

そう言えば、ゴミ箱の横に備えられているゴミ袋が写真のようなものになっていました。LAWSON神戸総合運動公園店と書いてあって、「ネッピー」。

やはり球団関連施設なのかな…という気がしました。

今日はちび（大）にネッピーのぬいぐるみをねだられました。1,500円と値下げ。来年はネッピー、居なさそうですね。

ちび（小）がネッピーのぬいぐるみと遊ぶ。

後ろのご夫婦。阪急時代からのファンですが、感傷的でしたね。まあ、私もそうですが。

試合は、ヒットと四球絡みの満塁から、サブローの満塁ホームラン。完全に弱いチームの負け方ですね。

試合自体は極めてそれ以外は淡々と進みました。

試合・ヒーローインタビュー終了と同時に、電光掲示板にストを知らせる案内。そしてアナウンス。しばらく置いてから歓声。実数5,000程度のスタンドからあがる歓声。

企業が私物化している「プロ野球」というが、実際には「社会人野球」の延長で、そのために収入の半分が「親会社から」。ファンが金銭的に支えていないチームを、プロと呼べるのだろうか。

そして、1リーグ反対・合併反対を掲げていた選手会は、機構が1リーグが出来ないため、実質的に新規参入の方向で譲歩した。更には11チームは1年だけと言ったのに、選手会は翌年からの12球団を求めて、ストに突入。交渉ではなかったようです。

メディアの質問が典型です。球団社長側と、選手会側、使っている言葉遣いが全く違うのです。自分たちが報道だということをお忘れかのように。

そして、市民球団という耽美な響きを言い始める。1試合1億円の収入が必要である今の「プロ」野球、という事実を見、そのためにどのような収益あるいは支出削減を行うか、と言う問題を無視して。

球場も年間通して自由に使える訳ではなく、調整が必要であることすら知らない人がいる。阪急もGWは競輪にとられて、必ず西武球場で試合してたっけ。5/3～5はね。

一面的な報道。でも実際にファンはチームを金銭的に支えちゃ居ない。
その意味じゃ、ファン不在。

よみうりのインタビューで、選手会・ファン・機構の全てに憤っている、楽天に一言で「ここでの商売は厳しいですよ」という声が流れたら、それは私です。

実際には、新リーグしか、根本的な手法はないと思うんだが、それは、年俸減少、大リーグへの流出を意味し、日本のプロ野球の「２軍化」を招いてしまう。それを「ファン」が容認できれば、私は何も言う必要がないのだけれども。

結局、ファンもその踏み絵は踏まないまま、選手会はサラリーキャップの踏み絵は踏まないまま、読売（新聞）つぶしの一面的な報道に、「ファン」は埋没してしまうのでしょう。サッカーファンなら、そのチームを金銭的に支援できる仕組みを作りますよ。野球ファンはいつまでも「署名」。本気で支援などしないのです。その責任を、ファンは容認する、といったblogには、あいにくお目に係ったこと、一度もありません。その程度の認識なんです。マスで見た野球「ファンは」一方的に「施される」事に慣れ、「施されない」と署名をする。神の見えざる手を考えることをしないで、見える「神」の手の元でしか動けないのでしょう。サッカーと違って、ね。

まあ、実質改組できないようであれば「終わりの始まり」になってしまうでしょうね。

余談ですが、楽天に関しては、読売が担ぎ出して、BWオーナーの宮内さんとかとも話し合った経緯があるようです。大阪だ仙台だとかころころ自分の意見変えている会社じゃなって、最初に名乗り出たのがここなら、すんなり行ったんでしょうけどね。