TB – With Livedoor 「甲子園」の変貌

現在、「イトーヨーカ堂」をメインとする複合巨大メガストアが建設中、ほぼ完成に近い状態となっています。元々、甲子園球場周辺には駐車場スペースが少なく、試合が開催される際は本当に周辺の住民の皆様は困り果てる状況だったと思います。

ところが、利用価値として低かった阪神パークを新規改良し、完全なる商業施設と巨大な駐車場スペースを持ってきた。阪神甲子園駅前には、全国で2位の売上をあげるといわれているダイエー甲子園店がありますが、店舗スペースや収容駐車台数から行くと、比にならない店舗が甲子園球場から至近距離に完成しようとしています。



看過できないエントリーです。野球ファンは自分のことしか考えていないことを示すかのようです。

一般的に物販の場合、駐車場を設置する場合も、1台分当たりの売上高を想定しています。通常で1台分で月販100~200万円とするようです。1台分で3~6万円/日の売上げを期待して、駐車場を作っていることになります。それを例え1台が、野球観戦に使用することは、ほぼ観戦で1/3日~半日を使用することから、最低ベースでも1万~1万5千円の売上げをロスすることになります。粗利が25%と想定すれば、野球観戦に駐車場を使用した場合、その使用料金を2500円~8000円と設定すべき状況になります。実際に近隣のスーパーでは野球開催時には、野球観戦目的の駐車場利用費用を2500円/時間と設定しているところもある位です。

加えて、現状でも、近隣の住民は車で行く際、阪神戦がある場合、ダイエーは買い物の選択肢から基本的に外れることになっていることも知っていただきたいと思います。

正に自我欲求のみしか考えていないように思います。

ショッピングモール側で、野球での駐車場利用をどこまで想定しているのか、現時点では不明ですが、想定されていない場合、それだけの機会損失を野球ファンが、商業施設に与えているのだ、ということを忘れないでいただきたいと思います。そしてその施設をそう利用する人を見る度、この人達はそれだけの損失を与えている身勝手な「ファン」だということも。

投稿者 wolfy

「甲子園:モール駐車場の野球観戦利用を考える。」に3件のコメントがあります
  1. 甲子園:モール駐車場の野球観戦利用を考える(2)

    TB – Cleverな日々 元阪神パーク跡にメガストア!?
    小生の甲子園:モール駐車場の野球観戦利用を考える。に対するご意見をいただきましたので、コメン…

  2. 甲子園モール駐車料金@野球時は…

    2年前、サンクスギビングにアナハイムのディズニーランドに家族で行ったときのこと。いつものようにオンタリオまで恒例の買い物に行こうとしたのだけど…いつもなら1時間弱で着くのですが、I-10は大渋滞…2時間半かかってようやく到着…駐車場もなかなか開かずぐるぐる(それでもぐるぐる回るスペースがあるのがアメリカだな)。
    そんな光景がどうやら日本にもお目見え。
    というのも今日、そのサンクスギビングデーに「ららぽーと甲子園」がオープン。
    初日ということもあって、近隣の方は出かけた方も多かったようですが…。

  3. T:ダイエー甲子園、閉店22時に変更の影響。

    以前、甲子園にショッピングモールが出来るとのことから、これを野球観戦に利用することを当然と考える方に、1台の駐車場でどれだけの利益を通常想定するか等の考察を加え、考慮をお願いしたことがありました(下記TB)。
    そして、7月1日、その影響は多少ダイエーに及ぶことに。というのも、ダイエー甲子園店は23時までの営業だったのですが、7月より22時閉店に。ということから22時に駐車場も閉まることに。とはいえ、そこは一部の「ファンの気質」の現れでしょうか、先日のB@Tの延長12回引き分けの時でも、23時を20…

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