#14:49
昨日から熱発していたうちの「ちび(大)」、本日妻によると体幹に水痘様の発疹が出ているという。水痘自体はさほど大きな問題ではないけれど、「ちび(小)」はまだ罹患歴がなく、ただでさえ妻にべったりなので、感染すると大変だと思うのだが、妻はそれを認識していながらゆっくりしたもの。「どうせ直るもんやから」「小児科明日からやし」…そう、この辺の小児科は5日から。休日診療所は3日まで、ほんとにタイミングの悪いこと。

まあ、一理はあるかも知れない。実際、抗水痘(ヘルペス)ウイルス剤を販売している会社は、小児に適応を有している剤型での承認取得にこのような試験を行っています。

この試験のミソは、発疹が出てから48時間以内に投与を開始する、ということと、全体改善率を訴えているものの、症状改善が(1週間として)およそ2~3日速くなるに過ぎない、ということでもある訳で、著しい改善にはならないということ。これもまた事実です。小高い山を、全体に削るような感覚、と言えばよいのでしょうか。

ただインフルエンザでもそうだけども、投薬による症状改善に一番いいのは、症状発現から如何に速く投薬を開始するか、にかかっているわけです。例えば、抗インフルエンザ薬でも38℃以上の発熱、関節痛などのインフルエンザ特有の症状が始まってから48時間以内、ということを前提に試験を行いましたけど、本音を言えば24時間以内に投薬を開始したかったよう。というのも、この種の抗ウイルス剤は、ウイルスを「殺菌」するわけではなくて、増殖を抑制する効果しかないから、なんですね。要するに増殖のピーク近くに来て投薬を開始しても、あまり効果はないわけなんです。

大人の場合、抗水痘ウイルス剤の場合、1例分で凡そ自己負担600円。抗インフルエンザの場合1500円。その乱暴に言えば、症状をたかだか2日速く改善するために、病院で長い時間待ってそれだけの費用を払う意味があるのか、ということになります。無論、初期症状がどこかによっても違うでしょうし。

さてさて、ちび(大)の症状がどうなっていくのかとも思いますが、実際に全体を見ていないので、水痘かどうかも良く分かりませんが、たまたま登園開始も当初から11日と大分先。となると、休みは水痘に潰されそうですね。水痘の発疹が全部「かさぶた」にならないと登園できませんから…。

#21:00
ということで、結局夕方には市民病院に連れて行ったそうで、やはり水痘と診断されました。ジェネリック品の抗ウイルス剤を処方され、更にはかゆみ止めを。最近の奴って大分変わりましたよね…。昔はヨードチンキみたいな色の奴をぬってましたし、妻の時はもっと厚塗りする必要があったそうです。今は写真みたいな感じ。

実家などに電話して、ちび(小)が発症するのは決定的と医者にまで言われたので、その対策も兼ねて相談。万一の場合は実家へ待避ですな、これは…。

投稿者 wolfy