ということで、260日で首相辞任。
ただ言えるのは、民主党があまりにも寄り合い所帯だということだろう。
彼の言うことを、違う話としてリークし、主導権争いしようという者たちがいる。
この局面に来て彼が「そんなに深刻な事態なのですか」と言ったと伝えられたことは、
実際には彼は言っていないという話だ。
連合系の議員が政治記者にリークした話だという。
そういう話が五万とあったという。
ただ、彼の政治家としての発言があまりにも学者的であったことは軽々だったとは思うけれど、
そういうこともある。
スポーツですら、誰かがそういった、そういう流言が飛ぶことがあるけれど、
政治の世界ではなおのこと。
評論家も自分の主張を強調しようと、部分的な内容のみを呈示する。
聞いた話、とすれば、責任がないかのように。
そういう国にふさわしい政治が展開中、としか言えないのかな
と自分には思える。
以前、某府知事が中央官庁(財務、国交の順で)陳情直後に、
あたかも「政治主導の箱物切り」であるかのように報じられた、
大阪の空港一本化方針。
ところが、政界が目の前の選出・選挙絡みで内を向く今、
財務政務官自らが(経営統合後の、民間売却という)一本化案を前提に
「関空への補給金凍結を解除」と、
国交省へ官官方針を公言したと伝えられています。
長の言うことを、違う話としてリークし、
主導権争いしようという者が珍重されるのは、
他方で、
実質政策決定を、あたかも政治家の決断の様に報じさせ、
主導組織自体をぼかす、
軽重が逆の手法も、濫用されている事の反映でもあるかなと。