何かにとって悪いことは言うもんではない、ネガティブになるから、という人が結構最近多い。
自分はそうは思わない。
それは、悪いことを言うことは、その人を非難していると捉えるというのはある。
信用できない、とも考えることすらある。
でも、それがあなたにとっての事実かどうか。
行動には理由がある。それを理解した上で、考え方を変えさせるのか、タスクのみをこなす人にするのか、
自分にとってはそれだけの問題でしかないから、
自分は良いと思わないことは尋ねるし、その背景にあるものを聞くことにしている。
その考え方が自分と合わなくても、その人はあなたではないから仕方が無い。
そうであればどう棲み分けるか考えることが肝要だろうなあと思う。
数年前の話。過去持ったプロジェクトで、課員が急に自分に対する誹謗・中傷をし始めたことがありました。
まあ結果、彼女は退職させられることになったのですが。
その課員が、業務が具体的に進行していないのに、ずっとPCで作業していると主張していました。
同行したときの出張先で、書類を作成する必要がほぼ必発する状況下にパソコンを携帯してこず、そのために夜ホテルで作成することにしたのですが…貸したパソコンを前にして、文書を具体的に作成せず30分間も固まっていました。
こうこう入力するのよ、と教えても同じ状況。要するにその社員はパソコンでのWordを用いての文書作成能力が著しく遅かったのです。
とは言え、チャットなどはよくされていたということが後で分かりました。
その事実が分かって、別にとがめる必要もなかったので、こっちで彼女が居る横で文書を当方が作成して、翌日提出したのです。
ところが、彼女が翌日からしたことは、当方に対する誹謗・中傷でした。
後で分かったことですが、本人が自分が「無能」であることを公知されたくなく、誹謗したということと、彼女は極めて政治思想的には反対方向に振れきっていたことが分かりました。
自分はここでご覧頂いているように、Center-left か Left という「経済分配主義」的な考え方をしてるので、
まあ仕事中にぶつぶつ言ってたりしたことがあって。
それも彼女の心証には悪かったとのことでした。
会社から後で聞かされたのは、彼女は同様のトラブルを過去ほぼ全てのプロジェクトでも起こしていたことでした。
彼女はPCのそういう端的なところからレッテルを貼られることを恐れていたということに気が付けば良かったのですが、当方は自分の考え方に固執していて気が付きませんでした。
PCの業務が遅いなら手伝って貰えばいいのにと。
でも何故か彼女は自分で抱え込んで、助けてもらおうとはせずに、何故か、IMEの音声入力を立ち上げては「勝手に入力される」ので業務ができないと主張するのに、システムの確認も行って貰いませんでした。
抱え込むということは、ロクなことになりません。
業務量が多い課員がいて、もうそれは他の課員の倍量になっていたので、こちらから指示をして整理をしつつ完了させたこともあります。
彼はそれで評価をされないと思っていたかもしれませんが、こちらとしては、収拾が付かない可能性もある業務量だったので、それを勘案して高い評価をしました。
会社にも交渉してそうしたことがあります。
自分にとって重要なのは業務を完了するか、しないかで、そこにどういう思想信条があるかどうかではありません。
その業務を達成するためにどうするかということでしかありません。
その上で、その人が「してしまった」「してしまう」行動に対して理由を考えて、あるいはその理由を念頭において再度確認するところを考えて、その上でどう業務を行うかということにしかありません。
こういう考え方は珍しいのかも知れませんし、実際クライアントの考え方を業務思考にしないといけない場合もありますので、面倒なことも多いですが、現状に文句を言ったところで、業務は進まないので、進むための提案をし続けるという単純なことです。
そういうスタンスが正しいのかどうか知ったことではありませんが、自分はそう考えて何をすることにしています。