新生銀行からお便りが届きました。この種の「お便り」の規約を多くの人は読みませんから、気付かない人はエライ目に遭うかも知れません。

というのも「解約手続きサービス」と言う名の「強制解約」がスタートするからです。それも届いた翌週頭より発効という無理からな規約変更です。

解約手続きサービス
利用口座に円普通預金以外の残高がない場合に、パワーフレックス取引の解約手続きを行うサービス。円普通預金およびその解約利息ならびに外貨普通預金の解約利息は、当行所定の時期・方法により支払います。なお、外貨普通預金の解約利息については、当行所定の外国為替相場により換算した円貨に換えたうえで処理します。

サービス・取引の依頼・受付・成立
解約手続きサービスでは、利用者が依頼した取引の内容を復唱しますので、依頼した取引の内容を確認したことを伝えて下さい。これを当行が確認した時点で、当行は解約手続きサービスの依頼を受け付けたものとし、解約処理の手続きを処理をします。なおキャッシュカードは利用者の責任において裁断および廃棄するものとし、その処分により生じた損害についての責めを負いません。


要するにこういうことです。

1)円普通口座にしか残高がない
2)「解約手続きサービス」の適用となる
3)電話がかかってきて、「サービス適用」になったことを確認される。
4)その際、円普通口座以外の口座残高を残さないとすると、「依頼を受け付けた」という選択肢しか残らない可能性がある。
5)自動解約。
6)返金は「別途の定め」であるので、取引規定が見にくい新生銀行サイトでは「影に掲示」されていて著しく不利益を被る規定となる可能性も残る。

まあ、ついに「手を打ち始めた」というところでしょうか。 

投稿者 wolfy

「新生銀行:始まった「手数料」への布石?」に3件のコメントがあります
  1. ご案内:
    現在、おかげさまでパワーフレックス口座は大変ご好評いただいております。ご好評にお応えし、平成15年4月1日以降も口座管理手数料は無料とし、提携金融機関ATM手数料 キャッシュバックを含む全ての「パワーフレックス口座の基本的なサービス」を継続いたします。将来、これらのサービスの変更を行う場合には、十分な告知期間を設けたうえで、全てのお客さまにお知らせします。

    だそうですが。。。
    通知後翌週発効というのは、グローバルスタンダードなスピード感からすると、十分な告知期間なのかも知れません。

  2. >非情銀行員さん
    「基本的なサービスは継続」なんですよねぇ。
    この種の改定を、改定点を明確に記載しないってのは、USのやり方とは違いますよね…とは言え、銀行のサービスでは比較していませんが。
    PowerFlexはオンラインが基本ですので、ログイン画面で広告ばかり出していないで、そこで告知するのがフェアなような気がします。少なくともオンラインバンキングのユーザビリティで評価を受けている三井住友はログイン画面に出していますね。

  3. ちなみに、姑息な小生は1,000円をユーロ普通定期に…(以下略)

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