trackback – motowotaさん:[三菱東京FG、アコムを傘下に]
消費者金融の大手の会社でも、この手の提携をしないといけないようになってきたことに時代の兆候を感じずにはおれません。
最近の傾向として、消費者金融も統合が進んできて、「プロミス」-「ぷらっと」のような、同系列・他系列を含めたファースト・セカンド・サードブランドの分化が進んでいるように思います。というのも、やはり個人破産の増加や個人民事再生に伴う貸し倒れが増えてきている現状では、各社与信の付与には一時より慎重な傾向が出ています。
CMなどを見ていてもファーストブランドは最低金利が10%台である代わりに、利用者が社会人・会社勤務・ホワイトカラーを想定していたり、セカンド以下だと、ブルーカラー・アルバイト・パートなどをイメージするものが多くなっているのも、その傾向があるのでしょう。また、2年程前から、規制の問題はおいといても、CM作成に費用をかけなく(かけられなく)なっている傾向は単純に見て取れます。
そのような貸し出しに不安を伴う状況では、低利で資金調達を受けることも必要でしょう。でもつい最近まで、銀行は消費者金融に過剰な融資をして、問題を起こすきっかけを作っていたことも見逃せませんが。
回収や利用者の与信を管理する会社を、クレディセゾンあたりはスピンオフし別会社化にしており、現状顧客の管理の必要性が高まってきた(というより今まで無視してきた?)状況も見て取れます。(そのために最近、クレディセゾンの約款が大幅に改訂されました)自社の対応だけでは、余力すら出てきたためかも知れません。
銀行業法の改正で、キャッシュワンなどのブランドを作っても、直接貸し出しすれば利ざやが取れるという状況ではなくなっている中、会社を立ち上げたのですから更にこれら会社との分化させるのは難しくなっています。
消費者金融のブランド整理が次に来るような気がします。
# それより、法定利息をなんでプライムレートなどに連動させるようにしないのかが非常に疑問なんですが。それが銀行の貸し出し姿勢に対する問題とか、リスクマネージできない状況を産んでいるように思います。たとえれば、物価上昇率が100%になっても今の法定金利じゃ、エライことになります。
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クレジットの債権も証券化する時代。
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追記するのも、あれですので、別エントリーで。
新生銀行が、帝人ファイナンスのショッピングクレジット事業を受け継ぎ、その受け継ぎ会社がクレジット債権の証券化を行い、そのための特定目的会社を作る、なんてことを行うそうです。>