どうも、これはネットによる「全体主義」の様相を呈して来ました。

というのも、4/23付のNYタイムズ紙(リンク閲覧には無料の登録必須)に、例の拘束問題で自己責任が繰り返し主張されたことについての記事が掲載されました。ところが、これについても疑問の声が飛びました。

理由は、記載者の名前はオオニシ・ノリミツさんという日本人の名前であったこと。また**な日本人が…という「毎度おなじみの論調で」外国人が書いたもんじゃないよ、という調子ですな。

でも彼らはご存じないようで。この「オオニシ」さん、実は国籍は日本ではなくカナダ。4歳の時に移住しており、プリンストン大学卒。西アフリカの特にシエラレオネ内線での記載の履歴が目立つ他、コートジボアール、ナイジェリア民政移管、9-11後のアフガニスタンも経験するなど、実際にはかなりの修羅場をくぐったひと。

また、日系人初のNYタイムズ紙東京支局長として現職にあるとのこと。

無知は最大の罪といいますが、そういう立場の人ですら、そう思う、という典型的例を「すり替える」構造がすっかりできあがっちゃっているようです。

くわばらくわばら。

投稿者 wolfy