中越で震度6が今日17時55分から既に3回。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。でも関西でも先だっての台風で、兵庫・豊岡市の7割が水没した、ということがあったんですよね。これで忘れられないことをこちらも祈念します。

こう言う時にBlogで被害の状況を…という声も聞くんだけども、思い出すのは95年1月の神戸。とにかく電気が行かないのと、当時はまだNIFTY-SERVE全盛の時代だったんだけども、明石と神戸のAPサーバーが転けて、明石は数週間以上繋がらなかったことを思い起こします。大阪は楽勝だったんですけどね。

一番酷い地域にいた人に繋がるのに、電話でも3日後でした。webを当時開設してレポートした人もいましたが、その人は、長田方面と、西神を自転車で毎日往復し、西神方面から接続されていましたっけ。西神は山一つ越えるだけで被害が少なかった(山が「障壁」になった)んですよね。

今は携帯からblogへの書き込みも出来るので、そういう意味ではツールとして使えるのも事実だし、携帯にUP用のメールアドレスを万一の為に入力しておくべきだよな、と思った小生です。

NHKでは教育テレビ(+FM等)で安否情報のみの全国放送を恐らく史上初めて実施しています。メディアにできることを、マス・ミニ含めて、上手く運べればいいんですけどね。某「巨大掲示板」系の「not-well-balanced」な人が、そういうblogサイトにアクセス集中させて、ダウンさせることがなければいいのですが…。

でも例えば、Doblog、東京で地震起こってサーバ転けたら終了だよな…こういうサービスで2箇所以上に分散させてるとこあるのかな、と少々心配に。首都集中の怖さをある意味思い知らされます。

#しかし、柏崎原発は運転休止中の原子炉を除き運転中なのに、柏崎市は停電中…。東京電力のものとは言え、一種の「不公平感」を感じてしまいますね。(20:27)

投稿者 wolfy

「中越地震に思うこと。」に9件のコメントがあります
  1. TB: 地震安否情報TVを考える。

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    NHKで安否情報をずっと流してたけど、
    あれに関する賛否の議題が結構出てるようで。
    本当、意味無いよね。
    「心配しています、連絡ください」
    の連続。
    連絡できる状態ならするっちゅう話で。
    あとさあ、住所と名前、あんなに出しちゃっていいの?
    絶対さ、不幸を商…

  2. 今日、首相が現地視察して
    午後7時のNHKテレビニュースで発言が放映されていました。
    「私たち(被災者)もがんばるからと言う声を聞いた。
    政府としても全力を尽くす。」といった大意でした。

    これを聞いて、決定的にリーダーシップに欠けると思いました。

    被災者がTVインタビューにて口々に、
    「今の惨状以上に、先の予定が立たないのが不安だ。」と訴えていることを考えれば、
    ここで政府の首相がすべきことは、具体的な「約束」ではないかと。

    トイレの台数でも食事でもいいから、
    まず判断権者が目標設定して「約束」することで「予定」を立てる。

    この「約束」には単なるPR以上に心理的な効果がありますし、
    自助努力(残酷ではありますが結局復興の中心)を最大限引き出すことにつながります。

  3. 首相発言が、前半で聞く耳を持っているかのような"印象"を与えながら、単なる引用で
    後半では当たり障りのない、政府として当たり前のことを述べただけである点、

    首相の行動様式が抽出されているようであり、
    聞いたフリして唯我独尊に終わらないか、疑問に思いました。
    首相にTVの視聴者を意識した目線が無かった(参院選開放速報当日にも似たり)ことも、印象的でした。

    TVでの報じられ方を考える上で、必見のサイト。
    http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/whatsnew.html

  4. 開放(誤)/ 開票(正) です。訂正しておきます。

  5. >Teruさん
    いや、仰るとおりです。本来内閣の機密費などは、こういうところに真っ先に投下されるべきで、逆にそういう遣われ方であれば、文句など言われない筈です。しかし、予算を消化しないと減額されるという役所の変な慣習が、変な使い方に繋がったんではないか、と勝手な推測をしております。そもそも、自治体に1億円ずつ配ったころから、おかしくなったような気がしますね。
    ちなみに自民党は、前日の岡田民主党幹事長と、田中真紀子議員の訪問を「大きく取り上げすぎ」とクレームをメディアに入れて喜んでいる始末。「これでメディアの偏向が明確になって、政府が望んできた規制がしやすい」とでもお考えの様子。なんともはや。

  6. 報道や関心が中越地震に集中する中、
    イラクで邦人誘拐事件が発生した模様です。
    犯行グループはアルカイダ系?48時間以内の自衛隊撤退を要求とか。

    誘拐されたとされる本人の安否すら不明な状況で、
    早速、TV報道で「危ないと言っているのに、なぜ今行った」とか
    木村太郎が「プロでも行っては駄目」とか言っているのを見るに、
    論じる順番が違うだろう、と思わずにはいられません。

  7. 邦人の政治目的での誘拐は、いつでも起こりうる事件だと思っています。

    中東に日本のエネルギーの過半が依存しており
    (少なくとも、ビジネスで関わらざるを得ない)、
    そして理由は色々あれど邦人が中東に滞在しており、
    さらに米軍と日本政府が、共通の意思を持ってイラクに関わっていると
    見なされているのですから。

    これはイラクに関わる以上は付いて回る問題であり、
    特定の旅行者を排除すれば、起きずに済むようなリスクではないでしょう。

  8. まだ、見殺し宣言である「自己責任」なるマジックワードは唱えられていませんが、
    首相は午前10時に、早速「自衛隊は撤退しない。テロに屈することはできない。」などと
    犯行グループの要求に早速回答していました。これも拙い。

    具体的な回答は犯行グループの真意・行動様式を把握してからすべきであって、
    現段階では政府として、国民の救出に全力を尽くすとだけ、言うべきでしょう。

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