まあ、こんな煽り系のエントリーを見つけてしまったので。
実は、昨日書いたものが、なぜかDoblogに受け付けられなかったので、事後的な記載になってしまうのですけども。日本テレビも、会社所有の株式の一部が個人名義にて報告されていたということですが、今回は西武鉄道とは違い、管理ポストに行きました。理由は諸説あるでしょうが、最も大きいところは、西武鉄道が赤字企業であるのと比べ、日本テレビは黒字で配当も高率で行っているということでしょう。
5日の終値で16,010円。8日の前場引け値が14,280円。一時はストップ安(値幅2,000円)をつけましたが、10:00頃から取引が成立しました。前年度の1株当たり利益が771.14円。配当が120.00円と、実質利回りが0.75%もある企業ですから、当然今日の一時ストップ安の状況に「フィスコ」などは「狼狽売り」と適切な売り集中ではない事をコメントするという始末。企業の評価は社会的面では今回は制裁を多少受ける必要はあるだろうけど、利益還元を株主という「社会」に行っている以上、株価にはそれほど影響しない、というのも一方の事実。ライブドアが利益を上げていると言いながら、乱高下するのも、配当をしていないから。
それを「どれだけ暴落するか」なんて言ってしまうと、「風説の流布」って言われても仕方ない、証券取引法違反の事象なんだけども、先入観に如何に浸っている人が多いかっていることを思い知ってしまう訳で。
誤解の再生産をする、っていうことは、日本の抱えているメディア問題と一緒な訳ですから、注意が必要に思います。
でも、日テレ社員の平均年俸が、1,481万円って言うのは、たまりませんね…はぁ。
余談ですが、中越地震に関連して、こんな記事(報知)があります。デスクの要望というのが、どれだけ不条理か。またそれを一般大衆が求めている、という点も合わせて、自分達の問題として再考すべき問題ではないでしょうか。
“日テレ、前場1,730円安。” に1件のフィードバックがあります
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余談ですが、10日現在、14,800円前後で値を探っている状況です。
配当を出すという「基本的なこと」をしている会社と、内部留保にいそしむ会社。
株価はそれにやはり敏感、という極めて古典的な現象です。
それでも、利益の株主分配率が、日本はまだまだ低い。これが、株式への
投資を減退させている理由でもあり、また株価維持の為に低金利政策をしきながら
なかなか奏効しない現状も表しているのです。
要するに無知でしょう。