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17日の上記エントリーにて、私はこう書きました。
1.今回はステップであることを示すことが出来るのか。
2.譲歩内容。
この2点についてが重要であると。
さらには、事前協議をしているのが当たり前であるとの観点で記載しています。当然6カ国協議の枠組みで行うのですから。

しかしながら、少なくともジェンキンスさんの問題一つ事前に決定できなかったこと、また、USのアーミテージ国務長官にも釘を刺されるなど、どうもやっつけの平壌訪問である色彩が非常に強くなってきました。しかも、例えやっつけであっても上手くまとめることができればいいんですが、そこに更にUSに対して日本が外交取引が必要になるような状況が見て取れることがなんとも言えません。

また、譲歩内容についても25万トンのコメ支援が事実上決定し、しかも表面化しないように宣言などには盛り込まないことも決定済とのこと。25万トンと言えば少なく聞こえますが、日本の年間生産量の1/40を提供する、ということ。日本の感覚で400円/キロと考えると、1,000億円分、国際価格換算としても、100億円分を提供する、ということ。それで浮いたお金がどこに行くのか、ということを含めて、先手を打つ形で譲歩を引き出せるのか、ということについては懐疑的です。

国費で票を買う行動になる可能性もあるだけに、Tax Payerとしては冷静に判断する必要がありますし、今のところはその可能性が高そうです。

#ちなみに、この突発的な行動のために、皇太子さんがスペイン皇太子の結婚式に「一般機で」訪問することになったことも考慮する必要があります。すくなくとも欧州の王室からこの国の政府は小さく見られることでしょう。

投稿者 wolfy

“首相の平壌訪問、当日の事前評価。” に1件のフィードバックがあります
  1. 結局ジェンキンスさんと家族は帰国せず。

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    結局、約束させられたことは先にも書いた邦貨1000億円、国際価格で100億円相当、北朝鮮国民1人当たり10kgのコメと、さらに11億円の医薬品を提供すること。一方約束させたことは5人の既に帰国した拉致被害者家族8名の帰国。それと別途10名の再調査。弾道弾の試験の中止、以上。核廃棄は「6カ国協…

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