トシ・ナリーニョさん[名もなきblog「靖国問題」]など多数有。
トシ・ナリーニョさんのを取り上げてどうこう、って話ではないので、誤解しないでくださいね。あくまでも小泉さんの行動に関する雑感です。
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#1 23:07追記
う~ん、各政党のコメントを見ているとやっぱり自分って民主党(というより菅さん)の考えに似てるのかなと思うんですけどね。私の見解としては「他国に誤解を与えたり、信教の自由に反する可能性の有る限り問題」なんですよ。
靖国神社に戦争の犠牲者が祀られるっていう問題は、例えば、その人がキリスト教を信仰していても、当時の「国家神道」により祀られると言う問題を兼ねていますよね。その反省から現行憲法は信仰の自由を保障している筈なんですよ。でも「靖国神社」に首相が訪れるというのは、それに対して配慮しているのかと言えばしていない訳ですよ。だから公明党は批判するコメントを「しなければならない」んでしょうし。
戦犯が合祀されている問題というのも、靖国神社が「犠牲者」を祀るのであって、「被害者」を祀るのではない、というのも問題視される理由ですよね。戦犯については靖国神社は「一方的にぬれぎぬを着せられた」(靖国神社サイトの記載のまま)人と記載しています。反対側から見れば同様の「戦争犯罪人」はいながら、戦争に勝ったからと言って裁かれないのは事実でしょうが、双方の犯罪が裁かれていないだけで、片方の犯罪は存在する訳です。だから私はこの「団体」のこの辺りの考え方を改めない限り問題は残りつつけると思います。だからこそ軽んじて参拝を行うべきではないと考えます。
また、靖国神社公式ホームページ上では、未だに第2次大戦のことを「大東亜戦争」(つまりアジアを「開放」する為の戦争)とうたっているわけです。また、神社の起こりが『天皇陛下のもとに日本中の人々がひとつの心になって美しい日本の伝統をとり戻し、近代的なすばらしい国をつくり、世界の人々と仲良くしていこうという考えが生まれました。』(ホームページ記載のまま)ということから、未だに大日本帝国憲法の考えの下に運営されていることも疑念を感じずにはおれません。
このような考えで有る限り、中国や韓国、北朝鮮の誤解を招かない、と考える事自体、「希望的観測でしかない」と、私には思えます。 (#1 23:07 小泉首相の靖国参拝の際の「理由」にこの意図を含んでいたことから「誤解を招かない」とするのが軽率、との私の見解を記載したものです=trackbackがあったため追記)
それにこのような犠牲者への気持ちを伝えることは、首相がたまたま何かの宗教の信者であれば、その宗教を通して全ての国の全ての宗教の信者への「祈り」で伝えれば良い訳で、なんで靖国神社なのか、ということも考える必要があるでしょう。だから余計「靖国神社」が置かれていた、またはそれが考えている今の位置付け、どちらも私には問題とならない訳がないと思うんですよね。
だから私には「靖国参拝」が、背後の事を考えると「うさんくさく見えてしまう」んですよ。
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小泉さんの靖国参拝
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やはり行き着くべきところは戦争責任かなあ。
”このような考えで有る限り、中国や韓国、北朝鮮の誤解を招かない、と考える事自体、「希望的観測でしかない」と、私には思えます。”
私も同感だけど、”誤解を招かない”とは考えていないと思うよ。もっと大きな狙いがあるような気がする。
繰り返し、繰り返し参拝するこ…