# 2/19 09:56 修正

trackback – gogoteaさん [<共産党と社民党>「特定船舶入港禁止法案」に反対]

北朝鮮問題は難しい。強固にやれば解決する問題でもないとも思います。日本が「第2次大戦」で戦争に引きずり出され、破綻するまで続けたように。

「家族会」の発言を、実際に拉致された本人達の、北朝鮮の事情を飲み込みつつ、表現できる限りの言葉の重みと、家族のそれは全く違います。しかし、報道はどうではなく、煽動的ですらある場合もあります。

この法律は「オプション」を増やす上で有用であると思うのですが、実際にこのカードを切った場合、何が起こるのかと言うことを考えてみるといいでしょう。日本に何も起こらない、と言い切れるでしょうか。起こってもサポートできるのでしょうか。この法案については、「経済制裁」に関する、どこの国にも適用可能なものと異なり、あまりにも対象国を結果的に特定し過ぎています。この方法は大戦前のUSが日本にすら取らなかった手法です。また発動することは「特定の国」をターゲットにすることが明確すぎます。また、違う方法もとり得ると思います。

個人的には、「入港禁止」は問題があると思います。その他規制法で厳しく見れば良いのではないでしょうか。それ以上に経済制裁ができる法案は通った訳ですから、それで実効性は十分だと思います。

また朝鮮総連についても、現実問題として家族を「人質」に取られている人もいる可能性がある訳です。しかし、体制を壊すことは、自分の家族に起こることを考えないといけない可能性があるでしょう。また例えば、戦時下の日本で体制に反対する発言をした人が、どれだけいるでしょうか。もしかすえると、北朝鮮より少なかったのかも知れないのです。政治犯が数百万といわれる、その数自体が典型かも知れません。

最終的に戦争に引きずり出すという可能性もあるだけに、もっと違う意味での関心を持つ必要があると思います。それは「この法案」が「事実上意味をなさない可能性があるという上で、反対する」という考えを否定できるものかどうか、ということも含まれるでしょう。

それはUSがどう考え、その上で集団的自衛権の名の元に、自衛隊が戦線に送られる道筋をも併せて考える必要があります。

皆さんはいかがでしょうか。

投稿者 wolfy

“Re:「特定船舶入港禁止法案」への反対を考える” に1件のフィードバックがあります
  1. Trackback:「特定船舶入港禁止法案」への反対を考える

    [「特定船舶入港禁止法案」への反対を考える]
    んーと、元々の法案自体と、それに各政党が反対する理由がTrackbackをたどっても見えなかったので、まず参考に各種資料を載せときます。どっかにまとまってあるならそっちへつなげといてもいいんだけど…
    入港禁止法案要綱の要旨(他にもあちこちにあるようです。内容的には同じっぽい)
    ht…

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