日本銀行が昨日発表した資金循環速報で、家計部門が1990年以来、初の1兆2000億弱の赤字を記録しました。所得の伸び悩みと時事通信は伝えています。
一方資産の方は株式上昇の影響で、2年ぶりに1400兆円を回復したとのことです。で、やはり目立つのは公共財政の40兆円弱の赤字。また金融機関の貸出額21兆4千億の資産のマイナスというのも気になるところです。
現在のお金の流れがわかりますので見てみると面白いですよ。今起こっていることは、全ての人が幸せになる、という観点からは、余り芳しいものではない、ということも分かります。層分化が顕著になった2003年ということでしょうか。