日本経済新聞の記事、コラムに政府批判記事が目立ちます。契機としては道路公団改革の「改革」自体に端を発して、イラクの邦人拘束の対応で「切れて」しまったのではないかな、と思う位。
本日朝刊の社説は、もうこれはすごくて、羊頭狗肉の郵政改革をぶった切っています。それも2日にわたる社説で極めて異例の扱い。日本の財政の失敗は、郵便貯金などの国営金融事業をもって行う財政投融資が、特殊法人の「財投」や一般会計の歳入不足を補填するために使われていること、さらには国債の引受先になっていることなどを挙げています。
それらが「金融の衣を着た財政」となり、その道具と郵政がなったことにより、戦争終了直前に近い財務状況まで債務残高を高めた、と一刀両断。しかも竹中財務相の「5原則」は、この金融と財政の癒着を断ち切っていないと評しています。ええ、その通り、癒着構造は残して実際には改革でない、と私も思いますね。
結論は、明日の朝刊にて、ということですが、オンラインでも読めますので、楽しみにすることとしましょう。